【金森式】健康長寿・老化抑制とダイエットの関係についてのインタビュー【第一回】インターミッテント・ファスティング(間欠的断食)

老化による身体や臓器の衰えに歯止めをかける、夢のような成分「NMN」。成分自体がまだまだ高価なため、せっかく摂るなら最大限の効果を感じたいもの。金森重樹先生に「NMNの効果を最大限発揮できる身体づくりについて」インタビューしました。
究極の健康法『インターミッテント・ファスティング(間欠的断食)』
NMNの摂取するにあたり、より効果を出すために気を付けることは何でしょうか?

食事制限の中で、インターミッテント・ファスティング(間欠的断食)というものがありますが、これが重要になってきます。

間欠的断食とは何でしょうか?

間欠的断食(Intermittent fasting)とは、短い時間の断食を定期的に繰り返す断食です。
この間欠的断食のやり方ですが、まず、人間の体をつくるのに必要なタンパク質は1食で摂りましょう。で、それ以外は、生クリーム入りの紅茶や牛脂スープで、繋いでいくだけで、1日3食は絶対食べないこと。
なぜならば、タンパク質を摂りすぎることで、成長ホルモンが出たり、インスリン様成長因子が出ると、mtor(エムトア)が活性化してしまうからです。まず、これを抑えるためには食事は1回でいいんです。

私たち現代人は食べ過ぎているということですね!

そう、はるか昔、狩猟時代の人類には十分な食べ物がありませんでした。狩りを行うとしていつでも獲物がいて毎回成功するわけではなく、飢餓との戦いによって生きてきています。
だから、飢えることによって、初めて人間のサバイバル回路というのが動き出して、飢餓によってサーチュインも活性化する。
飢餓になると糖がないから、脂肪が分解されることによって、脂で体が燃えるようになります。それでケトン体が出ることも、また同じくサーチュインを活性化するわけです。

空腹感がサーチュインを活性化するというわけですね?

はい、サーチュイン遺伝子のスイッチがオンに切り替わり、活発化されるのは「空腹時」と考えられています。サーチュイン遺伝子によって働かせられる「オートファジー」は主に細胞内で要らなくなった老廃物を飢餓に備えて分解・洗浄する働きを持っています。サーチュイン遺伝子がオンになると、栄養を自分で作れるミトコンドリアを生成します。このミトコンドリアによってオートファジーが動き、自食作用で細胞が生き返るというわけです。

オートファジー機構がサーチュイン遺伝子の活性化に伴い働きだすと、古くなった余分な物質・老廃物は排除され、活性酸素も除去されます。体を老けさせる活性酸素が除去されることで身体が若々しくなるといわれています。

ただ実際に空腹になるのは最初は辛いから、脂を摂るのです。脂を摂っていれば、空腹感はそんなになくても脂が燃焼すること自体が間違いないから。
本来は飢餓に置かれるのが一番良いけれど、1日1食だけで耐えられない人が多いから、疑似的に飢餓モードにするために、脂を燃料にした方が良いですよっていうことです。

そうなんですね。でも私は1日1食はきついですね!笑

だったら、それのもう少し緩めのやり方があります。1日2食にして、6時間内に詰め込むってやり方です。いわゆる18時間断食。例えば朝7時に食べたとしたら、1時にもう1回だけ食べて1日終わり。本当に空腹や飢餓が最初辛い人向けの話であって、きちんとできる人は1日1食のほうが良いですね。

その1回は時間帯は特にはありますか?

もちろんあります。それは時間栄養学という概念ですが、同じ食べ物を食べても、朝とか昼に摂取するのと夜に摂取するのでは人間の代謝構造が変わってきます。一番良いのは朝か昼です。特に昼に活動量が高まる段階で食事するというのが理にかなってますね。

金森先生はどのように食事を摂ってますか?

僕は朝は生クリーム入りの紅茶にして、タンパク質を極力入れないような形で取るようにしています。タンパク質は昼に、ランチでしっかり摂って、1日の食事はそれで終わりです。

間欠的断食をすることでどういう効果がありますか?

インスリン感受性が上がります(糖尿病や高血圧を防ぐことにつながる)。これは逆の言い方をすると、太っている人はインスリン抵抗性があるっていう意味ですね。インスリン抵抗性は、太れば太るほど増してきますが、インスリンが効きにくいという意味です。

簡単にいうと、インスリンが血液中にある時でも、細胞がそれに反応しなくなります。例えば普通の人が仮に1単位として効くのが、太っている人だと5出さないと効かないとなるでしょ。
太る原因っていうのはインスリンの過剰分泌だから、間欠的1日1食にすることが、インスリン感受性を上げることによって痩せることができます。

⇒次回に続きます。